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2017年12月3日、都内において行われたGSRのレーシングミクサポーターズ フォトセッションにα7RⅢのテストがてら取材をしてきた。

記事は既に掲載されている。
自腹購入のソニー製ミラーレス一眼「α7RⅢ」でレースクイーンを激写した!

例年通り、ASCII誌上での記事用の撮影。過去2年は手ぶらで会場へ行き、その場で編集氏から機材を渡されるというタフな取材だったが、今年は直前に購入して、人を1回も撮影していないまま、α7RⅢで行ってみようということになった次第。記事は後日掲載であり、またあと2本の原稿を倒してからTouchとなるが、もろもろ原稿に飽きたので覚え書きを以下とす。また同イベントは1回あたりの持ち時間25秒ほどなので、フットワークの確認にすごくいい。



α7RⅢにある人物撮影向けの機能としては、やたらと推しすぎ感のある瞳AFのほか、AF時顔優先、マルチ測光時顔優先がある。AF顔優先は文字通りで、もうひとつもそのまま。顔基準で測光してくれるもので、スポット位置をフォーカス点に合わせるのと同じみたいもの。ただし、瞳AFはフォーカス点として扱われない?ようなので、切り換えが必要。またα7RⅢは人肌の再現性がマシになったとハンズオン取材時に力説されていたが、これは上記機能が機能していない(UIレベルで見て)状況でも同様だったので、そもそもの発色傾向を変更している模様。静的に検出してアルゴ変えてるのかなーとおもったが、なんとも。また質問して返事がきたら追記しよう。

レンズはSEL50F14Z中心。一時、SEL70200GMを用意したが、そんなに後ろに下がれなかったので使用を停止した。なおSEL50F14Zさんにおいては、なにかとトラブル続きまくりのレンズだが、代替機については、たぶん本来あるべき姿のSEL50F14Z。F2でぽやぽやしないし。

まず顔色しんぢゃう問題について。α7RⅡの場合、自然光とか室内とか、とりあえず撮影すると、だいたい血色悪い顔色でなにかと苦労があったが良好に解決している。α6500以降のファームウェアの発展系が採用されているので、測光には画面平均、ハイライト重点が追加されている。顔検出時の顔測光は屋外用な感じだったので、ハイライト重点を使用している。ホワイトバランスは、現場でホワイトを撮った値と、AWBホワイト優先がほぼ同じだったので、テストも兼ねてAWBホワイト優先で進めた。ハイライト重点を使用時、とりあえずオーバーにしとくと、なんかそれっぽくなる。楽。

以下は現地でPlay memories mobileでiPhoneに転送したもの。そろそろ解像度を選ばせてほしいのだが。
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↑わりと自然。クリエイティヴスタイルはポートレート

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↑定常光でだいたいクラムシェルの状態

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↑SEL70200GMの。

AD200でテンバンorカベバンでもテストした。基本的な設定は上記のままで、露出補正の影響は定常光のみ。定常光+フラッシュにするとCapture Oneで読み込むと緑被りがすごいことになったことがあり、そこらの修正がされているか未確認だったので。以下は本体からのJPEGデータをリサイズしたものになるが、色被りがちょっとあったので、そこだけ補正している。

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と、ちゃんと色取りしてから撮影しとけば補正せんでいいなといった具合だった。どちらかといえば、ボディ側の応答性が一部気になった。あれこれと機能をオンにした状態で、縦横フォーカスエリア切換:フォーカス位置+フォーカスエリアを利用した場合、ドライブLoで連写しながら縦横を変更すると、切換にもたつくことがあった。状況としては、AF-Cで瞳AFしつつ、微妙に動きつつ撮影して、その途中で縦横を変更。発生パターンが分かればいいだけだが、切換がスムーズなときもあったので、なんとも。あと分かりやすいくらい放熱するので、夏場は大丈夫なのかしらん。

といった感じで、気になる部分はあるが、フットワークについては、だいぶ楽になった。ゾーン+瞳AFでいいんじゃないの的に済ませていたので、α7RⅡに戻ると、おせぇwwwwwとなりそう。

ところで、瞳AFの、どっちの目か迷う現象はα9から引き続きだけど、α9は爆速で左右の目にフォーカス移動させていたが、α7RⅢはそれが遅いので目押し余裕でした、まる。α9、頭おかしいだろ。


チューブの発光イイ感じ。



トリガーも動いたよ